(1)金属破砕プラント(シュレッダー)
破砕・風力選別・磁選・非鉄金属選別機能があり、鉄・非鉄金属とダストに選別できます。主に車や自動販売機などの大型の廃棄物を破砕、選別処理するのに使用します。
(2)アルミ溶解炉
燃料となる廃タイヤをガス化して燃焼させることでアルミの廃材を溶かし、アルミを新たにインゴット化します。
マグネット付天井クレーン
1,250tギロチンプレス機
ギロチンダスト選別機
製鋼原料部 シュレッダー
鉄のリサイクルは拓琉金属が創業当時から、行ってきた事業です。
鉄くずを、ギロチンという大型の切断機を用いて、製鋼原料となる大きさまで切断します。また、鉄以外の他の金属が混ざらないように選別することも大事な仕事です。
リサイクルで大切なことは、それぞれの素材に分けるということです。それぞれの金属に価値があったとしてもそれが混ざっているとリサイクルすることができません。この素材を見分けることが、私達の大切な技術となります。
拓琉金属では、2種類のギロチンがあります。下級クズを処理するのに適した、1250tギロチンプレス、また、パイプやH鋼、など上級クズに適したスーパーニューギロ。
スーパーニューギロは従来のニューギロよりも歯幅が大きくトラックに積めるものは、そのまま切ることができます。
また、ギロチンで切ることができないものはガス溶断により切断します。
加工された鉄クズは県内で鉄筋として生まれ変わります。
☆鉄リサイクル工業会 http://www.jisri.or.jp/index.html
アルミ溶解炉
当社のアルミリサイクルは、沖縄県内1です。また、その数は、年々増加し、2011年度は、約7,600tのアルミをリサイクルしました。アルミ缶に換算(70個/kg)すると、実に5億個にもなります。
当社では、沖縄県内よりアルミを買い集め、本土に売却しております。これは、沖縄県からの貴重な移出物となっております。
これからも、沖縄県の底辺を支える事業として誇りを持って取り組んでいきたいと思います。
☆アルミリサイクル協会 http://www.alumi-can.or.jp/
☆アルミニウム協会 http://www.aluminum.or.jp/
【アルミニウム】
元素記号Al、金属の中では軽く、さびにくい、電気をよく通す、熱を伝えやすい、また、やわらかく加工性のよいこと、融点が低く鋳造に有利である。
ただし、機械的性質は低いので強度を必要とするところには使われませんが、ジュラルミンのようにSS材なみの引張り強度をもつアルミニウム合金もあります。
アルミニウムは、展伸材と鋳造材の2種類に分けられます。
一言に非鉄金属といっても、さまざまな種類があります。
銅、故銅、真鍮、砲金、鉛、アンチ、亜鉛・・・など。種類をあげればきりがないほどの種類があり、それを見分ける目と、仕分ける丁寧な作業が必要です。ある意味で、ここはリサイクルの原点です。一番人手がかかるのですが、手をかければかけるほどその価値は上がっていきます。
拓琉金属のポリシーとして、より価値あるものへと、手間をおしまず高純度の資源へとリサイクルしております。この品質の高さは、拓琉金属の誇りです。
【銅】
元素記号Cu、電気抵抗が小さい・熱の伝導もよい・耐食性がよい・塑性加工しやすいなどの性質をもち、電気関係の用途に広く使われている。
(被覆電線の導体・湯沸器の熱交換器・キュービクルのブスバーなど)
【黄銅】
これは銅と亜鉛の合金で、通称「真鍮」といいます。黄銅はやわらかい銅と亜鉛との合金ですが、この合金になるとどちらよりも硬くなり、伸びは小さくなり、引張り強さも強くなります。用途例は、船のスクリュー,管楽器,時計用歯車,自動車のラジエター,水道の蛇口,仏具などがあります。また、銅よりも安く、融点も低いため鋳物としても便利で、展延性もよく、錆にくく、見た目も良いため、機械部品以外にも広く使われています。
【青銅】
これは銅とすずの合金です。むかし大砲の砲身がこの青銅の鋳物でつくられていたことから通称「砲金」と呼ばれます。用途例は、給排水用栓,彫像,軸受ポンプ胴体,ブッシュ,ギヤ,シールリング,水道メーターなど
【鉛】
元素記号Pb。 比重が大きく、やわらかく低融点であり、展性が大きく潤滑性があり耐食性が優れています。機械関係ではそのまま使われることはあまりなく、快削鋼や快削黄銅被削性をよくするために添加する。
軸受合金に使われるのは潤滑性をよくするためです。用途例:はんだ・活字合金・ヒューズ・スプリンクラー・絵の具のチューブなど
オートリサイクル工場
2005年1月1日から自動車リサイクル法がスタートしました。
拓琉金属では、引取業、フロン回収業、解体業、破砕業のすべての登録をしているので安心してお任せください。
拓琉金属の自動車リサイクルの歴史は長く、そのノウハウも豊富です。自動車に使われているすべての金属をリサイクルします。
<自動車処理の流れ>
①フロンを回収します。このときバッテリーも取り外します。
②ニブラーと呼ばれる自動車解体機で破砕前の処理をします。エンジン、タイヤ、足回りを取り外します。このとき残った燃料も抜き取ります。
③シュレッダー(金属破砕プラント)で、破砕・選別を行います。鉄、非鉄、アルミが回収されます。
④その他のリサイクル
・フロン→破壊業者にて破壊処理
・足回り→製鋼原料
・エンジン→アルミの回収および製鋼原料
・タイヤ・オイル→アルミ溶解炉の燃料
・燃料→自社車両の燃料
・バッテリー→鉛の原料
☆自動車リサイクル促進センター http://www.jarc.or.jp/
☆バッテリーのリサイクル http://www.ons-rectec.co.jp/